冷却

▲冷却用水槽

口金から出たストローは、すぐに冷却用の水槽に入りますが、まだ樹脂は柔らかく、かつ薄肉であるためそのままでは水圧でつぶれてしまいます。
そこで、ストローの内側には空気を送り込んで内圧を上げることで、水圧でつぶれないようにしています。
また、水槽には減圧室があり、空気と水をポンプで抜いて水圧を下げることで、ストローが圧力でつぶれないようにして、柔らかいうちに真円を出すようにしています。
水槽で冷えて固まると、少しぐらいの水圧ではつぶれなくなります。

乾燥

ストローは、1m/秒くらいの速度で動いていますので、水槽から出た直後に、高圧のジェットエアーで水を吹き飛ばして乾燥させます。
高圧のジェットエアーはコンプレッサーで作り出しますが、エアーの使用量を減らして省エネするために、特殊なエアーワイパーを自社で開発しました。
また、乾燥度合を数値化するために、静電気センサー及び流量センサーを取り付けています。乾燥しすぎると静電気が発生して、ストローが整列しなくなります。乾燥が不十分な場合は、静電気が湿気を伝って逃げるため静電気が発生しませんが、製品が濡れた状態になってしまいます。
省エネと乾燥を両立させるため、エアーの流量を見ながら細かく調整しています。

Copyright (c) 2015 シバセ工業株式会社 All rights reserved.