SDGs 持続可能な開発目標(SDGs)への取り組み

SDGsとは

「SDGs(エスディージーズ)」とは、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称であり、

2015年9月に国連サミットで採択された国際社会共通の環境・経済・社会についてのゴールです。

17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。

当社の企業理念「社員の幸せを追求すると同時に、人類社会の進歩と発展に貢献し、永続的に成長できる企業であること」は、

SDGsの考え方と通じており、企業理念を実現することこそが、SDGsの達成につながると考えています。

 

資源の有効活用 労働環境の改善 学習支援制度 自動化・生産性向上 省資源・新技術開発 地域貢献

 

 

 

 

 

資源の有効活用

①LED照明

LED照明

本社は2015年に全館LED照明に変更し、電気使用量削減による省エネ、CO2排出量削減による環境への配慮に

取り組んでいます。さらなる使用量の削減が出来るところがあると考え、岡山県のエネルギー・マネジメントの

支援事業に相談を行い、専門家によるアドバイスを受けました。

 

エネルギー・マネジメントに係る取組を支援する事業 出張相談の結果報告書

 

②脱炭素取り組み「太陽光発電」

太陽光パネル

2008年、本社工場屋上に30KWの太陽光発電システムを設置しました。

再生可能エネルギーを拡大し、CO2排出量削減や気候変動対策に貢献していきます。

 

③脱炭素取り組み「水力発電の再生エネルギー使用」

おかやまCO2フリー電気

当社では、2020年9月より、中国電力株式会社より購入している電気について、

岡山県が保有する水力発電所で発電した電気を利用する「おかやまCO2フリー電気」に切り替えました。

この水力発電と屋上の太陽光発電で発電した電気により、当社で使用する電気はすべて「CO2フリーの電気」になります。

 

「おかやまCO2フリー電気」認証書

 

④節水(資源の節約)

節水

当社では、センサーによる自動手洗い水栓を、各作業場やトイレに設置し、節水に配慮することで

水資源の有効利用に取り組んでいます。

 

⑤リサイクル推進活動(サーマルリサイクル)

サーマルリサイクル推進

弊社本社工場に面している道路は、主に鴨方駅を利用する高校生や地域の方が通ります。自動販売機の横にゴミ箱を設置し、

さらにポイ捨て防止を呼び掛けるポスターを掲示することで、サーマルリサイクル活動を推進しています。

 

⑥廃棄プラスチックのリサイクル

廃棄プラスチックのリサイクル

従来、プラスチックストロー製造時に発生するプラスチックロスは可能な限り自社で粉砕していました。

しかし粉砕機の能力的に工場から発生する廃棄プラスチックの30%程度しかリサイクルできていませんでした

が、2022年7月に新規ストロー専用粉砕機を導入してからは、100%リサイクル可能となりました。

粉砕したプラスチックチップは、床材などの別のプラスチック製品の材料として生まれ変わります。

 

 

 

 

労働環境の改善

①女性が働きやすい職場

女性活躍推進

女性管理職の登用、女性製造オペレーターの育成、女性専用トイレを3か所設置することで、

女性が働きやすい職場環境を整え、より積極的に活躍できるような会社づくりを行っています。

 

②ラジオ体操

現場作業中の事故やケガを未然に防ぐ為、本社工場および事務所内では一日に数回、ラジオ体操を実施しています。

 

③職場環境の改善

社員ミーティング

 

④社内全面禁煙

受動喫煙を防ぎ、社員の健康に配慮するために禁煙を推奨しています。

 

⑤トイレ掃除

シバセでは環境整備活動の1つとして、交代制で毎日30分間のトイレ掃除をしていますが、

これを初めに主導したのは社長です。現在では社長含め社員全員できちんとトイレ掃除をするようにしました。

自社で掃除を行うことで社員のモチベーションや作業効率の向上が期待できます。

 

⑥地域未来牽引企業認定

地域未来牽引企業認定

シバセ工業が平成29年に選定された『地域未来牽引企業』は、経済産業省の地域未来投資促進法により、

地域内外の取引実態や雇用・売上高を勘案し、地域経済への影響力が大きく、成長性が見込まれるとともに、

地域経済のバリューチェーンの中心的な担い手、および担い手候補として選定された企業です。

 

 

 

 

学習支援制度

① 社員共育大学(岡山県中小企業家同友会)

岡山県中小企業家同友会では、経営者と社員が「共に育つ」ことを目的に社員共育大学を開講していますが、

当社の社員も、このセミナーに参加しています。このセミナーでは、生きることと仕事の関係、目標の重要性

などについて、他社の人たちと徹底した議論を行うことで、単なる方法論にとどまらない本質的な学びを深め

ます。社員の皆さんにとっては異業種の経営者や社員さんと意見交換できる貴重な時間であり、

「この研修に参加して初めて自社の独自性に気付いた」という修了者も少なくありません。

 

②通信教育(JTEX 職業訓練法人 日本技能教育開発センター)

通信教育

5Sや職場の安全「生産・製造の現場力」、原価「ものづくり」、報連相や電話応対の「ビジネス教養」など、

自身の職務に関係する全ての社員が受講します。テキストを読んだ後、レポート提出を行います。

基礎的な知識の習得をし、それを仕事に活かせるようになることを目指します。

 

③外部講師によるセミナー

普通救命講習

原価計算、リーダーの統率力向上、5Sなどをテーマに、外部講師によるセミナーを定期的に

行っています。グループディスカッションで意見交換し、参加者同士による内容の理解を進めます。

また救命講習会の受講も行い、心肺蘇生法のやり方やAEDの使用法などを勉強しています。

 

④読書感想文

読書感想文

全社員を対象に、様々な経営者による自己啓発本を配布し、読んだ後は感想文を書きます。

読んだ内容を自身の仕事に活かしたり、仕事に対するモチベーションを上げる狙いがあります。

 

 

 

 

自動化・生産性向上

①レーザーセンサーと外径検査モニター

レーザーセンサー・外径検査モニター

ストローの直径と扁平率をレーザーセンサーで測る装置を自社開発して、モニターで常時監視しながら

製造しています。測定値がNGになると自動排出機を作動させて、不良品を自動的に排出します。

このシステムにより調整時間が短縮され、生産性向上や原料ロスの削減、不良率の削減につながります。

 

②高さ調整台による作業性向上

高さ調整作業台

製造現場では、作業者に応じて任意で高さの調整が可能な作業台を導入しました。これにより、作業者は資材を

無理な高さまで上げずに済むため、作業性の向上・ケガ防止・体の負担軽減につながっています。

 

 

 

 

省資源・新技術開発

①薄肉PPパイプで軽量・省資源を実現

工業用ストローは薄肉樹脂パイプ

当社のストローは肉厚0.1mmの薄肉成形が可能です。機能を満たす必要最小限の材料を使用することで、

省資源化・軽量化が可能となります。世の中の軽薄短小ニーズに対応できます。

 

②エラストマーPPチューブ

エラストマーPPチューブ

柔らかいストロー「エラストマーPPチューブ」は、通常のPP製チューブには不可能なフレキシブルに曲げることが可能です。

軟質塩化ビニールの代替品として、医療業界をはじめ、各方面で注目されています。また、製造工程上金型不要であり、

イニシャルコストも抑えられ、成形スピードも速いので、ランニングコストも抑えられます。

 

 

 

 

地域貢献

①工場外にAEDの設置

 

シバセ工業は、社員、ご来社のお客様、近隣住民や近くを通った方など 万が一の事態に備え、

本社工場にAED(自動体外式除細動器)を設置しています。 365日24時間、誰でも使用できるようになっています。

設置場所:シバセ工業本社 工場:岡山県浅口市鴨方町六条院中3037

 

日本救急医療財団 全国AEDマップ(外部リンク)

 

②積極的な採用活動

採用活動

シバセ工業は、各部署の若手社員によるリクルートチームを結成し、採用活動として大卒及び高卒の

説明会や面接などを積極的に行っています。中途採用も随時行っています。雇用の場を作ることが

最大の社会貢献であると考えています。

 

③海洋プラスチックごみ問題についての講義・授業

プラごみ問題授業

2022年、岡山大学教育学部附属小学校の2年生を対象に、ストローを使った図工の授業を行いました。
製造時の不適合品ストローを使った作品作りを行ったり、 プラごみ問題について考えてもらいました。

ストローを含めプラスチック製品は生活に必要で、便利である素材であること、
ヒトがプラごみをポイ捨てする行為が、海洋汚染につながる大きな原因であることを伝えました。