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2026.06.30コラム

岡山県人はユダヤ人と同じ?(シバセ工業社長による朝礼)

** 「岡山県民は計算高くて腹黒く狡賢く抜け目がない点がユダヤ人と瓜二つ」** と述べたのは

大宅壮一(おおや そういち)氏の『大宅壮一全集』だそうです。大宅 壮一氏は、1900年~1970年のジャーナリスト、ノンフィクション作家、評論家です。

 なぜそういう事が言われるかを考えてみました。

まず、ユダヤ人ですが、「ユダヤ教」を継承する人々です。そのユダヤ教は、キリスト教とイスラム教のルーツでもあります。キリスト教の始祖であるイエス・キリストもユダヤ人でした。ユダヤ人の歴史は紀元前18世紀頃、ユダヤ民族の祖と呼ばれる「アブラハム」という人物から始まります。色々あってユダヤ人の祖先はエジプトの奴隷になりますが、神に救いを求めたことで、モーセが率いてエジプトを脱出して、流浪の民となります。数々の差別と迫害を受けたユダヤ人でしたが、1948年にユダヤ人国家として「イスラエル」が建国されます。ユダヤ人は、古くから苦労してきた民族であることから、生き延びるために「計算高くて腹黒く狡賢く抜け目がない」気質になったのではないでしょうか。人間は、自分の生活を守るために苦労すると知恵が付きます。

 では、逆に岡山県人の場合はどうなのでしょうか。ユダヤ人のように迫害されて苦労してきたとは思えないです。岡山県は、災害も少なく、温暖で住みやすい気候です。岡山は、中国・四国の中央部に位置し、北は山陰の日本海、南は四国の太平洋、西は九州、東は京都・大阪とつながっていて、貿易・交通の要所でもあります。黙っていても交易品が流れてくる位置であり、大変恵まれた土地です。こういう恵まれた理想的な所で長く住んでいると、ここを守ろうとする意識が起こります。特権階級の貴族が、自分たちの権益を守ろうとして下層階級の人を迫害するのと同じです。他県から岡山に来た人が岡山県人の保守性に戸惑ったという話はよく聞きます。住み易く恵まれた土地ですから、土地を守り今までのやり方を変えたくなくて保守的になるのです。この保守性が「計算高くて腹黒く狡賢く抜け目がない」ユダヤ人と同じ気質なのではないかと思います。

 岡山県は、昔は中国・四国の交易の中心でしたが、今の世界的な流通網の中ではアジアの東の端に位置します。端にいる人は自分から動かなければ餌は取れませんが、中心にいる人は、自分から取りに動かなくても餌が流れてきます。しかし、今はアジアの東の端ですから、自分で動いて餌を取りにいく姿勢が大切です。ですから、岡山の若者は一度岡山を出て、外の世界を知る必要があり、自分の子供にも岡山から出ていくことを推奨しました。

 人間の人格形成には育った環境も影響します。ユダヤ人のように厳しすぎる環境で育っても、岡山県人のように恵まれ過ぎた環境で育っても偏った人格になってしまいます。適度に厳しく、適度に恵まれた環境が必要と感じます。

 現在営業や技術者などの求人を検討していますが、今後の浅口地区の発展のためには、長く地元に根を下ろしてくれる人材が必要です。浅口地区出身で外の世界で数年働いて世間の厳しさを知った人材を採用できれば、シバセ工業の成長に長く寄与してくれて、浅口地区の発展に貢献してくれるものと考えています。

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