根回しの重要性(シバセ工業社長による朝礼)
私の若い頃は「根回し」という言葉が嫌いで、根回しせずに会議で意見をぶつけ合えばよいのではないかと考えていました。最近は企画を決めるときは根回しが重要だと考えています。民主主義の世界では多数決で決まりますので、味方は一人でも多い方がよいわけです。それに会議という決められた時間内だけではアイデアが出尽くすわけがありません。事前の根回しによって双方に考える時間がとれますので、相手の意見も含めて十分に考えて会議に臨むことができます。
【根回しの意味】
根回しは、正式に提案する前に関係者へ先に説明し理解や協力を得ておくことです。もともとは木を植え替える前の準備を指す言葉で、今は仕事の事前調整として使われます。
【何故根回しが必要か】
① 合意を作りやすい
相手の立場や心配を先に聞けるので、提案を通しやすくなります。根回しは合意形成や共通認識づくりに役立つとされています。
② 反対を減らせる
会議の場で初めて話すと、驚きや不信感から反対が出やすくなります。事前に話しておくと、突然の対立を防ぎやすくなります。
③ 実行が速くなる
関係者の理解がそろっていると、決定後の動き出しが早くなります。大きな変更ほど事前調整の効果が出やすくなります。
【根回しで気をつけたい点】
根回しは便利ですが、ご機嫌取りや裏工作のようになると逆効果です。大事なのは、相手の意見を聞いて提案をより良くするための準備として使うことです。
【根回の仕方】
事前に提案内容の文章があると、内容が整理されて確認事項が明確な案件になります。会議前の論点共有や稟議の事前説明では根回しが有効になります。
【口頭説明が必要な場合】
利害がぶつかる案件や、相手の不安が大きい案件では、先に全体を短く話してから文章で説明することで、理解が得られやすくなります。
【文書の必要性】
文章は記録と整理に強いので、重要案件では口頭説明と文書説明の併用が向いています。 文章によって第三者にも情報が共有できるようになります。

