News

新着情報

2026.10.29コラム

モーター検査装置の戦略(シバセ工業社長による朝礼)

 モーター検査装置は、私が前職のモーターの会社で開発部に在籍していた時に一人で開発したものです。親戚のシバセ工業を引き継ぐために前職を退職する時に、一人で開発したモーター検査装置を引き継げる人がいなくて、上司から「岡山に帰って開発を続けて納品してくれないか」との依頼を受けて今の事業となりました。当時は、シバセ工業も下請けの仕事が無くなって倒れそうな状況ですので、9年間はシバセ工業とは別に個人事業として自宅で開発をしていました。昼間は会社でストロー事業の立て直しや機械の修理をして、夜や土日に自宅でモーター検査装置の開発をして前職の会社に納入していました。個人事業ですので税務処理は白色申告にしましたが、自分一人ですので申告書の作成から提出まで全て自分でやってきたことが、シバセ工業での社長業の勉強にもなりました。個人事業としては営業が必要ないのも助かりました。

 ストロー事業の立て直しの目途がつき、経営者としての仕事にも慣れてきた2008年にモーター検査装置の事業一式をシバセ工業に無償で譲渡して、新事業とすることにしました。モーター検査装置の出荷先は前職向けがほとんどですが、今後開発エンジニアと営業を入れていけば前職以外への事業の拡大は可能と考えています。

 モーター検査装置は、色々なセンサーの信号を集めて製造したモーターに異常がないかを判定する装置です。プログラムも自分で作っているので、センサーやプログラムを変更すればどのような装置にでも応用できます。


ストローの外径検査装置ですが、CCDレーザーセンサーを使って自分で設計しました。

これにより、工業・医療用ストローの精度が安定してストロー事業も拡大しました。


 こういった装置の設計には当然ながら理系の技術が必要になります。ストローを製造する機械もストローメーカーが減ったことで、ストロー用の機械を作るメーカーも国内から無くなり自分たちでメンテナンスや設計をする必要があります。自分たちでストローの機械を維持していくためには理系のエンジニアが必要ですが、理系のエンジニアを採用したくても、地方のストロー屋では応募が来ません。地元の若者も大学で勉強した後は、中央の大企業に入って地元に戻ってきませんので、地方は衰退していきます。地方が活性化するためには、理系のエンジニアが活躍できるような職場が地元にあることが必要で、地元から出て行った若者が親孝行のためにも地元に帰ってこれるような理系の職場を作ることがシバセ工業の使命だと考えています。

 モーター検査装置の事業は、今は理系人材を採用するためのリクルート用の位置付けもありますが、将来エンジニアと営業が増えてくれば、モーターも含めて色々な分野の検査装置の事業に拡大していきたいと考えています。

CONTACT US

お問い合わせ

お問い合わせ・お見積もりについてはこちらから承っております。

お問い合わせはこちら